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朝からひと仕事

布団をどけると、マスクが落ちてた。
昨日、1日中、鼻かみに忙しかった。
寝てる間に冷たい乾燥した空気を鼻から吸い込んだせいだと決めつけた。
その対策で、昨晩、寝る時にマスクをつけて寝たんだった。

寝てる間、喉が痛くなったり、鼻が詰まったりして、その度に、マスクの位置を変えてたのを思い出した。
最後は、外したんやね。知らなんだ。
鼻は出るけど、昨日の朝ほどでは無いかも。

早めにパッチ(ももひき)を履いたり、上着を着たりしてるから、単純に昨日とは比べられないね。
今日は、晴れそうで、カーテンが光ってる。

毎朝、起きたら最初に、文鳥さんたちをリビングに連れていきます。
手の端っこまで、チカラが入るか確認して、カゴを持ち上げます。
毎回、少しだけ緊張してる。

そして、一瞬落としてしまう妄想をする。
カゴをゆっくり下ろして、床に着く音に心底、安心する。
これが朝の最初の仕事。

しかし、今日は先にする事がある。
うちのピクサー(※息子)の学校で近々、学園祭があるらしい。
展示する作品が、リビングのテーブルに並んでる。

小さいけど、ニスを塗って乾かしてる状態。
文鳥さんたちを起こす前に、別の場所に避難させる必要がある。
「明日の朝、移動するときに起こすし。」と、ピクサーには言うてましたけど、寝たのが午前1時半頃。

まあ、起きないやろうね。たぶん、船はまだかなり沖にいるはず。
最初からピクサーをあてにしてなかった私は、覚悟を決めて、作品をまるごと、奥さんの部屋に移動させる事に。

深呼吸して寝ぼけた意識を掴みにいきます。
ニスが塗られた小さな作品が10個くらい。
カッター用の比較的柔らかい下敷きの上にラップが敷かれ、そこに作品が並んでいます。

両側から指をまっすぐに伸ばして、下敷きが曲がらないように、息を止めて持ち上げます。
浮いた!
よし、このまま。静かに一歩ずつ。

端にいる背の高いカンガルーが倒れそう。
気持ちに波を立てないように、静かに移動。

あ!
一瞬、下敷きがマリオカートのコースみたいにゆがんで、作品が傾きます。
落としてピクサーに謝る妄想がよぎる。

ふー。何とか、持ちこたえ、ベッドの上に着陸。
朝から、緊張する作業はやめて。血圧、高めなのに。
さっきから、ピッピッと文鳥さんたちが大声で催促してました。

次は文鳥さんたちのカゴの移動にかかります。
申し訳ない。ちょっとヤボ用で。
落とさないようにゆっくりとランディング。
こちらも、無事、成功。一安心。

文鳥さんたち、朝から、すこぶる元気。
手の上で座らせようとしても、あっちこっちの飛び回って、落ち着きがない。
昨晩から、モノが移動して変わった場所を点検してる様子。
「さっき、緊張しながら作品を移動させて、大変やったんやで。」
私の話に、耳を貸さず、忙しそうに飛び回る文鳥さんたち。
天気も良さそうやし、あったかくなるといいね。

自分ルール:
「気をつける作業はとこちん気をつける」

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