Press "Enter" to skip to content

すずめの戸締まり

ニラレバ炒め。
美味しそう。
さあ、これから晩ご飯。

「え!何で今頃。」
うちのターナー(※息子)がスマホの画面を見て、呆れ返ってる。
何か大きなトラブルで自分にも影響が無いことを願い、触れずにそっとする。

まだお酒は飲んでないから、動けるっちゃ、動ける。
気持ちを構えて聞いてみると、学校の共同課題を担当の友だちが投げ出してしまったらしい。
しかも、締切が今日中。

当事者じゃないのに、次々、文句が溢れ出るひどい話。
何か事情があるのかも知れないけど、当日になって、放り出すって中々ないぞ。
いや、会社員時代、よく見てた気もする。
そして自分もそんな事をしてしまった記憶もうっすらとある。

うちのターナーも、さすがに狼狽してる。
スマホを見ては、大きなため息をついて、うなだれてる。

今から晩ご飯を食べて、テレビを観たりする時間なのに、一気にくらいしす・しちゅえーしょんです。
抵抗を試みるメッセージを送ったらしいですが、既読がつかないとの事。

「今からやったら、やっぱり間に合わん?」
「ギリギリ、出来るかも知らん。」
そう返事するうちのターナー。
覚悟を決めかかってるように見えます。

みんなで観ていた「すずめの戸締まり」を停止して、Macbookを開いて取り組み始めました。
「スライドってどんなサイズで作ったらいいんやろ?」
という質問に、本当に一から作るのがわかる。

うちのターナーも娘も、一般的に言う真面目とは、少し違う。
でも、投げやりになったりしない。ズルもしない。
嫌な思いをさせられた時はボヤいているけど、悪口とかも言わない。
欲張ることもしないし、しっかりとギバータイプだと見てて思う。

そういうとこ、奥さんに似たんやろな。神様に感謝。
あ、集中力が私とは段違いにある点も、奥さん似やね。
1時間もすると、スライドが結構な形が出来てきてた。早。

こんなバタバタして作業している時でも、話しかけるとちゃんと手を止めて聞いてくれるうちのターナー。
自分の器の小ささを強く感じるね。
私も何か彼にあやかって、運をもらいたい。

「大変な災難にあって頑張ってはるから、明日シャトレーゼのショートケーキをおごりますよ。」
「え、本当に。やったー、めっちゃやる気出てきた!」
そんなに喜んでもらえるとは。
しかし、器がデカいな。

自分ルール:
「手伝えない時は、ケーキでも買ってくる」

Be First to Comment

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です