じいじのハート

実家から、スイカが届きました。

ずっと前から毎年スイカは作ってたみたいです。
ですが、これまで無事に送れそうになかったため、いつも「送りたいけどね」と残念そうなLINEをもらっていました。
今年は、発送手段に目処がたったようで、送るから楽しみにしといてと聞いてました。

スイカだったらその辺のスーパーに行けば売ってあるでしょう。
わざわざ送ってもらわなくても。
というのは、あまりに寂しいので、考えないようにするです。
ちょっと推し活と似たところを感じるですね。
端から見ると、たかがスイカですが、送る側ともらう側には特別なスイカとよね。
そういうのがあってもいいよね。
送られるスイカくんも畑を代表して東京に行くかと思うと何か楽しいし。

なんてことを想像してました。
そしたら、今朝、奥さんのスマホに実家からLINE電話が。
何でも、2つスイカを送ったけど、そのうちの1つが輸送中に割れたおそれがあり、箱から汁が出ていると配送会社から連絡があったとのこと。
一応、別のスイカを用意してまた送ってくれるらしいです。
ずっと送るのを楽しみにして、やっと叶ったと思ったらトラブルという状況に、親の気持ちを考えると午前中から、気持ちが沈んでしまいました。
しかも、スイカくんの気持ちまで想像してしまって、落ち込みといっていいところまでテンションが下がりました。

届いたら1つはうち、もう1つは娘のところと想定してたけど、どうしよかな。
いや、やっぱ、先に娘のとこやね。
実家の父は、娘(孫)を心底可愛がってて、きっとスイカも一番に娘に食べさせたいと思っとるはず。
ので、届いたら、今度は私が都内の娘のところまでスイカを届けるッス。
スイカくんに途中の新宿やらスカイツリーやらを案内しよ。

夕方前、スイカくんがうちに到着。
配達の方がお詫びと、割れてしまった方の箱をそのまま回収していく旨を説明されれたです。
あ、そっちは持って行くんやね。
追って送られる分の配送代を請求しないための措置なのかな。

こういう時に、「あ、それ、持って帰るんですか?置いていっていいけど。」と、言えないのが自分の治したいところ。
人に嫌な思いをさせたくない、バカと思われたくない、後で面倒なことになりたくないなどを考えてしまうとですね。
50過ぎてもまだこんな気弱なところがたまに出るのを治したい。
高圧的であるのはイヤ。
でも、まわりのみんなを代表して、言うべき聞くべきができないのは、治したい。
調子良いときは、言えるんだけどね。
今日は、また言えんかったな。
最近、オーディブルで聞いてるユダヤ人なら絶対に質問して交渉するんやろな。
改宗はしないけど、ユダヤの考え方も身につけよ。

あ、スイカくんは無事、娘のところに届けたです。
娘も大喜び。おじいちゃんのハートをしかと届けた!

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